銀の特徴と用途

・銀は貴金属の一種

 銀は金やプラチナなどと同じく、貴金属に分類されています。また別名「しろがね」と呼ばれる通り、純粋な銀は白色に輝きます。

 銀の比重は10.5であり、水に入れると溶けずに沈みます。純粋な銀の溶ける温度は962℃、沸騰する温度は2,212℃となっています。

 銀の特徴として、薄く延ばすことができる点があげられます。銀は他の金属と混ぜて合金を作ることもできることも、特徴の1つです。

 また銀は硫化水素、オゾン、亜硫酸ガスに触れると、黒ずんだ硫化銀となります。これらの物質は空気中に含まれているため、銀の保存は外気に触れないよう注意が必要です。

・銀はさまざまな用途に用いられる

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 銀は工業用、歯科用の合金、宝飾品や銀食器、通貨、銀地金といった、幅広い用途に用いられることが特徴です。

 銀はさまざまな工業製品を製造する際の原料として、幅広く使われています。主な用途として、写真フィルムの感光材やはんだ付け、太陽光発電パネルや電子基板の製造などに使われます。とりわけ現代ではさまざまな機器が電子化されていますから、銀は私達の生活にとってなくてはならないものです。

 銀は歯科用金属としても身近な存在です。詰め物(インレー)やかぶせ物(クラウン)などの用途で、銀は幅広く用いられています。このなかでも、健康保険で使用できる金銀パラジウム合金には銀が30%以上含まれており、主な原料のひとつとなっています。

 ネックレスや指輪など宝飾品として用いられることも、銀の特徴のひとつです。宝飾品として使われる場合、銀は18金をはじめとした金の合金の原料としても用いられますが、銀そのものを主な原料とした合金も使われます。特に銀が92.5%含まれた合金は、スターリングシルバー と呼ばれます。

 なお造幣局では、銀の純度を示す「品位証明」を行っています。銀製品の場合は、銀が8割以上使われていないと品位証明を受けられません。品位証明は貴金属製品の品質の証となりますから、購入する際の参考となります。

 また銀は、銀食器としても使われます。ステンレスと異なり、高価ですが金属臭さがないことが特徴です。銀食器はイタリアなどで主に使われています。

 銀は通貨にも用いられていることが特徴です。日本でも江戸時代に「慶長丁銀」や「慶長豆板銀」などの通貨として古くから使われており、また現代では主に記念貨幣の原料となっています。2020年の東京オリンピック・パラリンピックの1,000円硬貨には、純銀が使われています。

 銀は地金という形で、かたまりで持つことも可能です。但し、黒く変色しないように保管しなければなりません。このため硫化防止パックや硫化防止シールで密封するなどの方法で、空気に触れないようにして保管する必要があります。

銀は投資にも用いられる

 銀は投資の対象にもなっています。2018年11月現在、銀は1,000円から投資することが可能 ですから、少額の投資先としても使うことができます。

 銀へ投資する代表的な商品として、銀ETFと現物取引があげられます。銀ETFには、「純銀上場信託」と「ETFS銀上場投資信託」の2種類があり、どちらも証券会社などで取り扱いがあります。

 一方で現物取引は、銀そのものを購入する方法です。2018年11月現在、銀は1g当たり50円から60円前後で購入できます から、少額でも多くの量を持つことができます。また定期的に銀を購入する積立取引も可能です。

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 SBI証券では、10g以上10g単位で銀を購入することが可能です。現物はSBI証券所定の場所で安全に保管されますので、日頃の手入れなどの手間も不要です。また定期的に銀を購入する積立取引にも対応しています。

 どの投資方法を選ぶ場合でも、銀の価格は常に変動しています。このため銀への投資は必ずしも利益を得るとは限らず、大きな損失をこうむる場合もあります。従って投資する前の十分な情報収集は必須です。