埋蔵金を発掘したらどうなるのか

埋蔵金(Buried treasure)に関する伝説は世界各国に存在します。日本にも、群馬県赤城山に眠っていると言われている「徳川の埋蔵金」の話は有名で今でもたまに番組などで取り上げられています。

もし、私たちが実際に埋蔵金を見つけた場合にはどうなるでしょうか。持ち主が隠すために埋めたとはいえ、ある意味はるか昔に道端に捨てられていたものとも考えられますし、持ち主が特定できない場合も多いことから、発見した人が誰にも言わずに所有してもいいと考える人もいるかもしれません。しかし、現在日本の法律上ではこのような行為は違法になります。

例えば、山田さんが登山中に、偶然に埋蔵された10㎏の金地金(約5千万円相当)を見つけたとしましょう。遺失物法によると、その後の流れは下図のようになります。

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画像作成: SBIゴールド

まず取るべき行動は、1週間以内に警察に届け出ることです。これは埋蔵金を誰かの遺失物としてみなしていることになります。刑法によりますと、もし警察に届けずに持ち去った場合には、「遺失物横領罪」に問われ、1年以下の懲役または10万円以下の罰金もしくは科料に処せられます。また1週間を過ぎてから警察に届けた場合にも不利益が発生します。(報労金の削減など)

きちんと警察に届けたとすると、その後はどうなるのでしょうか。警察は6か月間、届けられた埋蔵金の情報(発見日時、場所、埋蔵金の特徴)を公告に掲載し所有者の捜査を行います。期間内に所有者が把握された場合、遺失物法によって埋蔵金は所有者に帰属しますが、発見した人は埋蔵金の価額の5%~20%分を報労金としてもらう権利があります。
しかし多くの場合、所有者(埋蔵した人やその人の相続人)は判明しないようです。そうなると、埋蔵金を発見した人にその所有権が与えられます。ただし、自分が所有する土地ではなく、他人の土地で発見した場合には所有権が分割されるようです。

「一攫千金」という言葉があります。努力をせずに多くのお金を手にするという意味ですが、宝くじや埋蔵金の発見など、今では一攫千金にもルールが定められています。

※参考サイト

All About 埋蔵金を見つけたら誰のもの?
https://allabout.co.jp/gm/gc/63075/

シェアしたくなる法律相談事務所 「埋蔵金」を見つけたら誰のものになる?
https://allabout.co.jp/gm/gc/63075/