シンギュラリティー時代と金投資について

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1. シンギュラリティーについて

 最近、シンギュラリティーという言葉を耳にします。技術的特異点ということだそうで、レイ・カーツワイル博士の著作によって有名になりました。一言でいうと、人工知能が発展することで、技術が劇的に進化し人間の生活が大きくかわる点ということだそうです。そして、同博士は、2045年をそのターニングポイントして指摘しているようです。
 日本では、ソフトバンクの孫正義氏が早くから注目して、いろいろなところで述べられています。

 人工知能の発展の是非については、多くの人が見解を述べています。人類は人工知能によって破滅的な結末を迎えるとか、いや人工知能は制御可能である、といった賛否両論です。2045年というと、あと27年。その頃人間の社会はどこまで発展しているのでしょうか。イーロン・マスク氏などは否定的な見解を持っているようです。
 人工知能を含めて人類は、技術発展をより強めていくことは想像に難くありません。自動運転、宇宙旅行、ドローンの様々な分野への活用、ロボットの進化とより広い範囲への応用、ブロックチェーンの様々な分野への応用。こうしたことが2045年までにどこまで進化していくか興味のあるところです。シンギュラリティー時代の前にはプレシンギュラリティーの時代があるといわれています。

2. シンギュラリティーと金投資

 さて、今注目されているブロックチェーン技術は、いま金融の世界を変えつつあります。ブロックチェーン技術を使ったデジタルゴールドの技術も開発されています。また金融業界では、リップルの技術を使った送金システムも模索されています。こうした技術は現在、銀行を含めて多くの金融機関、業界に対し今後の対応を迫ってきているといっていいでしょう。仮想通貨、暗号通貨の存在もそうでしょう。

 そう考えると、シンギュラリティー時代における資産運用もいずれ何らかの変化がもたらされることが想像できると思います。先ほど、27年後という技術的特異点のことを記しました。ということは、あるいは子供やお孫さんに資産を残したいという現役あるいは退職世代、いま若い世代で今後の資産形成を考えていかなければならない方々、いずれも、この新しい波を少しでも、頭の隅に置いておく必要があると思われます。

 金投資自体がなくなるというのではなく、金投資の取引のあり方にも変化が起こる可能性もあり、そのときの資産運用の意味も変わる可能性があるかもしれません。

3. 終わりに

 ポストIT社会といってよいかわかりませんが、今後の貴金属利用の技術革新だけでなく、こうした大きな流れにおける変化も注目せざるを得なくなってきたといえます。それは、金・プラチナ投資だけでなく、株式をはじめその他のポートフォリオにおいてもいえると思います。

 こうした時代に入っていく前に、改めてコモディティ投資のポートフォリオを再考してみたらよいのではと考えます。大切な資産をまもるためには、そのときどきの技術を踏まえていかなければならないと思います。

 今日は少し、未来的な展望を述べさせていただきました。