東京2020オリンピック・パラリンピックと金 その2

五輪を記念する金コイン

財務省は、2020年に開かれる東京オリンピック・パラリンピック(以下東京2020大会)を記念する記念貨幣を製造・発行を発表しました。東京2020大会を記念する記念貨幣は過去多くの開催国が発行しています。期間限定・数量限定という希少価値だけではなく、オリンピックのよい思い出の品として人気があるようです。

日本では1964年の東京大会と1972年の札幌大会で記念硬貨を発行、また1998年の長野大会では記念金貨を発行しました。これらの金貨は金コイン市場で今でも取引されているようです。

過去日本で開催されたオリンピックの記念貨幣、記念メダルの例

名称1972年札幌冬季オリンピック
記念メダル(金)
1998年長野冬季オリンピック
記念金貨
製造元 造幣局 造幣局
重量 26.8g 15.6g
直径 33.0mm 26.0mm
品位 18K 24K
図柄 <表>スキージャンプ
<裏>札幌オリンピックのロゴ
<表>フィギュアスケート
<裏>りんどう(長野県の県花)

※1 出所:2017古銭買取店ランキング
http://古銭買取店ランキング.net/kaitori/kinenkouka/594

※2 出所:金貨wiki
http://xn--wiki-zp0mv1w.com/

日本経済新聞によると、今回発行されるのは、10,000円金貨、1,000円銀貨、500円銅貨、100円銅貨の4種類です。大会直前の2020年7月までに4回に分けて発行する予定とのことです。今回は30種類の図柄を使って製造するようですが、共通的に貨幣の裏面には大会エンブレムがほどこされる予定です。現段階では近年の五輪で日本選手がメダルを獲得した競技を図柄にすることを検討しており、全体30種の図柄のうち3割はパラリンピック貨幣として製造することになります。※3

※3 日本経済新聞 東京五輪記念貨幣、1万円金貨など30種発行 財務省
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS31H25_R30C17A5EE8000/

実際の製作に関しては、今後国際オリンピック委員会(IOC)など関連組織との調整を経なければなりませんが、図柄の選定には国民による、投票結果も反映されるとのことです。実際に選手たちが手に入れるメダルも「みんなであつめた都市鉱山の金」を使うことを考えると、みんなで参加するオリンピックという意義も強くなるかもしれません。

過去よりも金への投資は普及してきており、記念金貨の投資商品としての価値も注目され始めています。少額投資で金を積み立てていきたいと考えている人も多くなっていることを考えると、記念金貨購入は一つの良い選択肢になると思います。 金地金や純金積立などとは違い、発行期間が過ぎた記念金貨は一般的に古物商やオークションサイトなどの別の流通経路を辿ります。プレミアム価値で取引されるケースもあり、自身の許容範囲での購入を考えても良いと思います。

東京2020大会は日本にとって22年ぶりの開催であり、多くの方々は今後のオリンピックの準備・イベントに対する高い関心を示しています。そのイベントの一環である記念金貨の発行という側面に注目しても面白いですね。